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​はいよ!日記

小さな「できる」が見つかった(4-1)

  • fairfax3939
  • 2016年12月27日
  • 読了時間: 1分

緊急搬送された病院の集中治療室は元気になって病室を移る患者さんはいませんでした。次々、亡くなるのです。このままでは父も…と危惧されて、入院から一カ月後、T病院に転院しました。

転院したとたん、先の病院で院内感染していたことがわかり、抗生剤やら何やら、点滴の針が8か所にささりました。看護師さんがこの状態を「スパゲッティ」と言いました。

主治医は若く、父が初めての担当患者でした。昼夜なく先生も必死でした。おかげで、ここでも命の危機を脱しました。先生の医師としてのスタートにケチをつけなくて本当によかったです。

この病院は広く、公園のような散歩道がありました。この道を、父の好きなボニージャックスの歌をカセットテープで聴きながら、母はどれくらい車椅子を押して歩いたことでしょう。父の足の甲は日に焼けて靴のベルトの跡が残りました。

(続く)

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