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​はいよ!日記

22年の在宅介護生活を終えて(55-1)

  • fairfax3939
  • 2017年8月23日
  • 読了時間: 1分

2016年3月、四十九日に納骨を済ませました。そのあとしばらくして一人お墓参りに行きました。手を合わせた時、母が笑っていると感じました。得意げな顔でした。

父の80歳の誕生日の前日、2013年2月3日、傘寿の記念に写真館で写真を撮りました。父が傘寿を笑って祝えるなんて、夢にも思わなかった。嬉しくて、前の日、お風呂場で散髪して、よそ行きのセーターを着て出かけたのです。

最後の入院の前、家庭医のS先生が「ここがお父さんの寿命なのです」と言われた時はショックだったけれど、思えば、父が平均寿命を越え、寿命といえる年齢まで生きられたことが奇跡のようなこと。墓前で手を合わせながら、母は、父を寿命だと思えるまで歳まで見守って、そして、その姿を私に見せようと、一人待っていたのだと思いました。やっと叶って、父とまた二人になって、嬉しくて、あの得意満面、鼻高々の笑顔なのだと思いました。

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