最後の「お帰り!待ってた」(54-7)
- fairfax3939
- 2017年8月17日
- 読了時間: 1分

父は何度も病院のお世話になったけれど、それはケガや病気を治して、また家での暮らしに戻るために必要だったから。それができないのなら病院にいる意味がない。
家で私が看取る。そう決めました。
そして、そのための準備をしなければと思った矢先、父が再度、緊急搬送されます。父の血中酸素飽和度が低下し、その場に居合わせた介護スタッフが強引に緊急搬送を促しました。その時は、それに従うしかありませんでした。でも、このままでは、病院で看取ることになる。私は、家で父を看取るために必要な手配をケアマネージャーに依頼しました。ケアマネのTさん、福祉用具のIさんがそれぞれに超迅速に動いて下さり、在宅診療のS医師の了解、訪問看護の手配、体位変換機能のついた介護ベッドや在宅での酸素吸入や痰の吸引などの機器が最速で準備されました。その日を逃したら、もう父を動かすことはできないと言われた日、父は家に帰ってきました。間に合いました。
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