福祉用具の利用(41-2)
- fairfax3939
- 2017年6月16日
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父が脳塞栓で倒れた1994年は、介護保険制度の施行前でした。そのため、車椅子2台、電動リクライニングベットとマットレス、付属の手すりなどは自費で購入しました。亡くなる2年前くらいからベッドの背もたれを少し上げて、頭を高くするようにしました。それまで、リクライニングの機能はほとんど使うことなく、そろそろ使ってみようかと思ったら動かなくなりました。修理をお願いすると、もう部品がないとのことで、よくここまで使ったと褒められました。それで、車椅子と併せて、ベッドとマットレスもレンタルすることになりました。
福祉機器は高価なので、購入するのは慎重になりますが、レンタルは使ってみて決めることができて助かりました。父に「どっちがいい?」と聞いても、首をかしげるばかりで埒が明かず、結局、効果のあるなしを確かめてから選択できるのは大変有効でした。
道具も進歩しています。新しいマットレスを使ってみて、早くレンタルを利用すればよかったと思いました。いいマットレスはやはりよく眠れるようで、寝起きも楽になったようでした。高かったからといって、へたったマットレスをいつまでも使って損をしました。

(東海大学自然史博物館にて)
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