家で暮らすために歩く (40-23 )
- fairfax3939
- 2017年6月10日
- 読了時間: 1分

61歳で不自由な体になって、母と二人、できることを少しずつ増やした父ですが、80歳を迎えて、できなくなることが目に見えて増えてきました。寄る年波にあらがって、リフォームをしたものの、まさか父が階段を自分の足で上って、2階に上がるなど、夢にも思いませんでした。20年ぶりに自分の家の2階に上がりました。生きていたら、こんなことがあるんだなぁ、と思いました。
すごいなぁ、と思うのです。あの目、2階に上がりたいと伝えた父の目。
「お父さん、上がるだけじゃないのよ。下りてこなきゃならないの。バックで下りるのよ。できるの?」「うん!うん!!うん!!!」
目が生き生き、キラッキラ!
つい、やってみよっか!と思ってしまうのでした。
父と母、共通にいえることは、基本的に「攻め」なのです。
「やってみよう!大変そうだけど、やってみよう!」と思う二人でした。
敵わない、父と母には敵わない。
でも、その血が私に流れていることに勇気をもらいます。
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