家で暮らすために歩く (40-2 )
- fairfax3939
- 2017年5月21日
- 読了時間: 1分

家で日常的に車椅子を使用する場合、手すりは廊下幅を狭くし、かえって邪魔になります。また、和室は洋室よりも畳の厚さ分だけ高くなっています(30~50mm程度)。板の間と洋間でも建具の関係などでも数十ミリの段差があります。このわずかな段差が車椅子には厄介です。この床段差を解消するために、わが家では玄関前の廊下から続く4つの部屋の入り口にすりつけ板を設けています。トイレ、寝室、ダイニングなど、一番通る頻度の高いところです。下る時は簡単ですが、上りは意外と大変。それに畳の上を車椅子で足漕ぎするのはかなりの脚力が必要です。
また、間口の幅は引き戸にしてあるとはいえ、車椅子で通るにはギリギリ。そこにすりつけ板の傾斜がある。いちいち「エイヤッ!」という感じ。そのせいもあって、車椅子のフットレストや車輪がどうしてもあちこち当たって、結局、私が付いて回ることになります。
自宅で車椅子を使うことは日常的な移動に骨がおれる。父にも私にも、負荷が大きくなる。だから、在宅で暮らすなら、父の、今ある歩く力で、安全に歩ける方法を工夫するしかないと思いました。
























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