クレソン摘み
- fairfax3939
- 2017年3月20日
- 読了時間: 1分

1994年の3月、父が脳塞栓で倒れて少したった頃、ちょうど今の季節、大学の同級生二人が父の見舞いに来てくれました。そして、病室から片時も離れられずにいる私を、病院からそう遠くない湧水の小川に連れ出してくれました。
早春の柔らかな緑、陽は西に傾き始めていました。
そこでクレソンを摘みました。
その時、一人が探し出した四葉のクローバー。
「絶対あると思ったんだ」と言って、私にくれました。
あれから23年。出会ってからはもう30年経ちました。二人の人生の出来事が、私のその時とつながっています。もはや私の人生の一部となりました。
長生きしてね。
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