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​はいよ!日記

住環境整備 (30-2)

  • fairfax3939
  • 2017年3月16日
  • 読了時間: 1分

どうしたらもっと家の中が使いやすくなるだろう。私はその時々で、メジャー片手に夢遊病者のように家の中を歩き回りました。

父は左手しか使えません。手の長さや歩幅、その動きを予測して、必要な家具や道具をどの位置に、どの向きで置くか。母の介助の負担を少なくするには、何をどう置くか。うまく使えるものはないか。物を動かしたい先は、すでに何かが置いてあります。まず、それをどこに動かすか。物を動かすためにはスペースが必要です。

お客さんもみえます。見た目があまり悪くても困るけれど、在宅介護では、家具は本来の機能の他に手すり替わりであったり、体を支えるのに利用します。置かれるのは一番見栄えのいい位置ではなく、動線の邪魔にならないところです。

物と空間の組み合わせを何手も考えて、その中で一番いい手を選ぶ。在宅介護をするためには介護スペースだけでなく、家全体の物とスペースをわかっていた方がいいのです。

考えて、考えて、いけると思って動かしても、実際は使いにくくてまた元に戻す。そんなことを何回も繰り返しました。一人引っ越し業者のよう。ピアノと200✖150の書棚以外は一人で動かしました。

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