住宅改修 1994(7-1)
- fairfax3939
- 2017年1月2日
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父が命を取り留めて、ある程度落ち着いた頃から、母は住宅改修を考え始めていたと思います。
退院時、父は一歩も歩くことはできませんでした。移動は車椅子でした。
我家は木造一戸建てで道路から玄関まで9段の外階段があります。実際、道路から家の床面までは3mほどはあるでしょうか。この高低差を解消する手立てがないと家に入ることができません。
当時、室内用のホームエレベーターや上がり框程度の段差を解消する昇降機はすでに既製品がありました。しかし、外付で3mの高さまで大人2人を上げ下げするようなものはありませんでした。
我家を施工したのは、個人のH工務店さんでした。社長のHさんに母は「「何としても主人を家に連れて帰りたい!何か手立てはないか」と相談したのです。この時、Hさんに無理だと言われていたら、父のその後の人生に自宅で暮らすという道はなくなっていたと思います。
(続く)
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