

家で暮らすために歩く (40-3 )
最終的に写真の赤い線のように、寝室兼テレビを観て過ごす居室、トイレ&洗面所、ダイニング、この3か所を手すりでつなぎました。 かつては、少々手すりと手すりの間が離れていても、雲梯のように上手に渡ることができました。バックもできました。しかし、それも難しくなりました。1ヶ所でも...


家で暮らすために歩く (40-2 )
家で日常的に車椅子を使用する場合、手すりは廊下幅を狭くし、かえって邪魔になります。また、和室は洋室よりも畳の厚さ分だけ高くなっています(30~50mm程度)。板の間と洋間でも建具の関係などでも数十ミリの段差があります。このわずかな段差が車椅子には厄介です。この床段差を解消す...


家で暮らすために歩く (40-1)
1994年3月、61歳の父は脳塞栓で倒れ、左片麻痺と失語症の障害を抱えました。その年の11月、退院して自宅に戻りましたが、その時点では寝たきり、良くて車椅子という医師の見立てでした。ですが、その後、母と二人三脚の歩行訓練の甲斐あって、4点杖を使って、歩くことができるようにな...


白木蓮
この3月、白木蓮がまったく花をつけず、病気になったかと心配していましたが、青葉が茂りました。よかった…。どうやら剪定の時期を誤って、芽を落としてしまったようです。 妹の高校の合格発表を見に行った母が、その校庭に咲く白木蓮に感動して庭に植えました。もう30年。我家のシンボルツ...


住宅改修 2013 (39-11)
前回の続きです。 問題は***お風呂から出る時。リフォームで浴槽を選定する時、同じサイズのものがありませんでした。それで、長さが5cm長く、幅が2cm短く、浅くなりました。浴槽には丸みがあって、足元はより狭くなっていました。このわずかと思われた違いのために、それまでのように...


住宅改修 2013 (39-10)
リフォーム前の古いお風呂での、父のお風呂の入り方と出方。 まず、入る時、 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 左手で縦手すりを掴んだ状態で、健足の左足に麻痺した右足をのせるようにして90度向きを変えながら、浴槽の縁を越して、両足を浴槽に入れる。...


住宅改修 2013 (39-9)
温水便座も変えました。手すりとの距離を近くするために、できるだけコンパクトな物にしようとタンクのないタイプにしました。それはそれで必要だったのだけれど、使い勝手としては前のものの方が断然よかった。 一つは、立ち上がり。便座の高さが少し低い。加えて、前のものはわずかに傾斜がつ...


住宅改修 2013 (39-8)
トイレ&洗面所は床をコルク材にしました。リフォームのきっかけにもなった父の転倒。顔面を打ち付けた時の怖さから、クッション性の高い素材を使いたくなりました。水に強い、自然素材で歩きやすく、温かみがあることも気に入りました。...


紫の頃
寒さが戻った5月。芍薬の蕾がほころびました。 暖かい日はあっという間に、ガバッ!と開いてしまう。 だから、活けるには、こういう寒い日がちょうどいい。 蕾がほころぶ様をみせたくて、 ぽつぽつ咲き始めた卯の花とあやめも二組にして、...


歯
父は82歳で亡くなる時、26本、全部自分の歯でした。毎日、せっせと歯磨きした甲斐がありました。ちょっと自慢です。肉でも、お煎餅でも、何を出しても食べてくれたことは有難いことでした。 ブロッコリーを食べて、上の側切歯が折れてしまい、歯を作ることも考えたけれど、付けたり、外した...